採用ブランディングとは
『採用ブランディング』とは、理念共感型採用の土台を創ることであり、企業成長を加速させる起点作りです。経営理念や価値観といった、経営の基盤と採用戦略を重ね、採用コンセプトを明確に打ち出し、採用活動のすべての場面で一貫して伝え続けることで「理念に共感してくれる人」「自社に合う人」が集まってきます。つまり、応募者が採用活動のすべての接点において「強くて」「好ましく」「ユニーク」なイメージを持つための活動そのもののことです。
ミスマッチを0にする 採用ブランディングの 正しいやり方。 (musubi-inc.co.jp)
理念共感型採用が望ましい理由として、理念に共感して入社をする人は、自分が仕事で活躍するイメージが出来ており、早期に活躍人材に成長します。実は、採用の段階から教育が始まっているということです。これまでの経験から、採用と教育を一貫して行うことで、成長するスピードが早く、定着~活躍するということを実感しています。学生のキャリア選択支援と企業の採用・教育の経験から感じることをご紹介します。
【学生のキャリア選択支援から感じること】 「理念共感」している学生は、仕事をする上での「志」があり、その動機があるため、熱意や情熱を持ち話をします。入社後の目指す姿がイメージできており、応募する企業のファンであり、どうしてもその企業で働きたいという意欲を感じます。 一方、応募企業がどのような価値観や考え方を持っているのか、どのような組織なのかがわからないから、自分に合うかどうかわからないという学生にも多く出会います。
【人材教育の場面から感じること】 部下を育成する方々の研修を行う際、「理念⁽価値観⁾」から落とし込んだ目標を軸に育成を行うと、同じ方向に向かって、共に成長することができるという事例が多くあります。しかも、その場合人と人との関係性がとても良好であり、成長も早いです。 一方で「理念共感がない」とそれぞれの価値観で動いてしまい、バラバラのため、成長スピードが遅く、企業成長が加速しません。そのために人間関係がギクシャクしてしまうケースも多く見受けられます。また、採用と育成が一貫して行われず、育てたのにすぐに辞めてしまったということも起こってしまいます。
採用ブランディングを広げたい想い
採用・教育・キャリア選択支援に携わり、会社員時代から考えれば20年以上が経ちます。その間に多くの組織や働く人々、キャリア選択をしようとしている人々に関わってきました。仕事をする組織の価値観や考え方と個人の価値観や考え方が接点が持てると、働く人々のワーク・エンゲージメントが高くイキイキと働き、人生を楽しんでいます。そんな方々もたくさん見てきました。マッチングが成功し、成長し活躍している姿を見るのはとても嬉しいものです。
一方で、ミスマッチが起きてしまうとお互いに不幸な状態に陥ってしまいます。学生が入社後すぐに辞めてしまったり、私が関わる研修やキャリアコンサルティングの場面では、不平不満が出てくるだけならまだしも、不信感を抱きながら働く人に出会うことも多くあります。そんな状態では、未来の目標に向かい達成のために取り組もうとする意欲はとても持てません。だから成長スピードが遅くなり、パフォーマンスも高まりません。そのような組織や個人に出会うと何とかならないものかといつも思います。
そんな状況を打開するためには、採用活動の段階からいかに理念に共感してもらい、「その会社に合う人」を採用できるかどうかに力を入れて欲しいのです。そのためには、わかりやすく「採用コンセプト」を打ち出し一貫して伝えることで、理念共感し、ファンになってくれる人に届けることができるのです。
一つでも多くの組織や一人でも多くの個人が「イキイキと働き成果を出し、人生を楽しむ」ことを実現させたいです。
採用ブランディング認定ディレクター
採用ブランディング認定ディレクターの商標登録が認められました。代表・深澤が2018年に最初の書籍を上梓してから、またたくまに採用ブランディングの概念は広がり、今やGoogleでの検索で約1000万件のヒットを数えるなど、HR業界において当たり前の概念になっています。
私たちは世の中に効果の出る採用ブランディングのやり方を広めていくために、採用ブランディングでの戦略・戦術構築や実行に関して、しっかりとトレーニングされた者のみが支援できる仕組みを整えています。
採用ブランディング認定ディレクターになるためには、平均して20時間〜30時間のトレーニングが必要で、その後も毎月定期的にトレーニングを行っています。
採用を起点にブランディングを行う企業が増え、採用のみならず、企業成長に役立つ採用ブランディングを広めていきます。
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